30Jan
(‘Д’)モロっす!
今日は叙述トリック的な・・・
読者をだますテクニックを使った作品を
いくつか紹介します。
途中の会話が 誰のことを指しているのか 誰に言っている言葉なのか・・
そこら辺を読み解くのが難しいのだけれでも・・
まぁ いくわよ!!
▼「こんな人迷惑だわ!」
「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい」
ヨハネスブルグ発の混んだ飛行機の中で、白人中年女性の乗客が叫んだ。
「何かありましたか?」
「あなたわからないの?黒人なんかの隣には座りたくないのよ!こんな人迷惑だわ」
女性の隣では、黒人男性が憮然とした顔で座っている。
「お客様、少々お待ち下さいませ。空いている席を確認してきます」
乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客はざわざわと不穏な空気。
しばらくして乗務員が戻って来た。
「お待たせしました。ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちらへ。
本来ならこういうことはできないんですが、隣の席がこんな人では確かに迷惑でしょうと、
機長が特別に許可しました。さ、どうぞ」
周囲の乗客は、にこやかに黒人男性を見送った
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▼「女は支度に時間がかかる」
「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。
今年もあとわずか。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。
「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」
俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」
「あなた…愛してるわ」女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。
「そうか…、俺も愛してるよ」こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。
「じゃ、行くか」「ええ」
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俺は、足下の台を蹴った。
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解説「おそらく両親はもう・・・ そこに逝く のです・・・」
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今度のはちょっと違うけど おまけで!
それ~
↓
大学の卒業を間近に控えた女子学生AとBの二人がショッピングをしながら就職活動についての話をしていた。
A子「私が落ちた会社にC子は採用されたそうよ」
B子「あの子ってあなたと成績も同じくらいだし取っている資格も同じよね」
A子「そうなのよ。なのにC子が採用されて私が落ちるなんて理解できないわ。」
などと話しているうちにお目当ての携帯ショップにたどり着いた。
B子「こっちの携帯とあの携帯。値段も機能も同じだって。どっちがいい?」
A子「値段も機能も同じなら当然こっちのかわいい方よ」
(‘Д’)モロ~~
さいごよ!
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▼「井戸」
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた次の日見に行くと死体は消えていた
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった
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解説「前にも書いたわ これ・・・ モロの記憶力って・・・」
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